昨日から青森県立美術館では、青森市生まれの画家阿部合成(1910-1972)の生誕110年を記念して阿部合成展が開催しております。
本展は、青森県立美術館で開催する初の回顧展です。平成から令和にかけて、災害や疫病など、あらたな危機に直面しつつある今、東北と中央、戦争と人間といった日本近代の社会の矛盾に翻弄されながら、苦悩のなかに独自の芸術を追求した阿部合成の芸術の意義を改めて問い直します。
展示の見どころ
阿部合成は、1910年9月14日、青森県南津軽郡浪岡村(現青森市浪岡)に生まれました。旧制青森中学卒業後、京都市立絵画専門学校で日本画を学び、一度帰郷した後、上京して画家としての活動を始めます。出征する兵士を見送る人々の熱狂と悲嘆を描いた兵庫県立美術館所蔵の『見送る人々』は当時の傑作です。
会期
2020年11月28日(土)-2021年1月31日(日)
休館日
12月14日(月)、12月28日(月)~1月1日(金)、1月12日(火)、1月25日(月)
開館時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
観覧料
一般1,500(1,300)円、高大生1,000(800)円、小中学生無料
※( )内は20名以上の団体料金
※心身に障がいがある方と付添者1名は無料
※常設展観覧料は含まれません
問合せ
青森県立美術館
〒038-0021青森市安田字近野185
Tel 017-783-3000 (代表)